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北米西海岸労使交渉(12)


ロングビーチ港湾局に招待され港の視察ツアーに参加した。

労使交渉が継続しているとはいえ、ターミナルのオペレーションは通常通り行われているようにみえる。

ある船社の方の話では、5月も概ね満船状態で、前年比を大きく上回ると予想される。

理由は、当然、労使交渉の結果如何では、ストライクなども可能性があるので、前倒しで出荷しているものと思われる。

先日の日系の物流セミナーのおり、参加した会社の方へのアンケートでは、半数以上の会社が

前倒し出荷をして対応していると答えている。

交渉の行方が不透明であり、スローオペレーションなどの影響で入庫ができない事態になれば、

メーカー、インポーターとしては死活問題である。

交渉もこれからが山場である。すでに一月が経過しつつある。労使双方の我慢比べは本格化する。

来週の進展に注視したい。


















中国船コスコのコンテナ船 荷役中である



















OOCLの10000TEUSの大型船の作業風景

















OOCLがロングビーチ港と40年という長期リース契約を結んで、昨年から進めているミドル・ハーバー・プロジェクトがすこしづつ形になってきている。

数年後の完成時には、フルオートメーションでコンテナの積込み、卸、ヤード内の移動がほぼ、自動でコントロールされるという。




















LBCTに着々と建設される自動化の設備












































今回の交渉のメイン議題になっている自動化、それが意味することは当然、自動化、機械化による
人的作業の軽減である。自動化が進むということは、必然的に港湾作業員を必要としなくなるということである。



2002年の交渉のおり、組合側はある程度の自動化を飲んだといわれる。2008年は双方大きな混乱もなく、締結した。この12年の間に機械化、自動化は、急速に進み、組合側が考える以上に自動化を
容認することは組合員を減らすことに繋がる。


今回の交渉で、組合側から2002年の自動化容認を反故にしてほしいとの要求もあったと聞く。当然使用者側は拒否したという。



使用者側が巨額の資金を使い、自動化を進める。それも生き残りをかけた戦いである。また、組合側も生き残りと人員確保のため、本気で戦う。 2008年には見られなかった激しい激論が展開されている。






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