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北米西海岸労使交渉(19)






交渉の締結が見えてこない状況の中で、各社が、それぞれの対応を始めている。

一部のNVOCCからは、顧客への案内として、スローオペレーションやコンテナピックアップの際の
トラッカーの待ち時間の延長などを伝えている。

トラッカーにとってみると、ターミナルにコンテナを取りにいっても、1本のコンテナを引き取るのでさえ、
丸一日掛かることも考えられ、費用が見合わないとの理由からコンテナターミナルへの引き取り業務を
断る会社もでてくるという。

そうなると益々、コンテナはターミナルに滞留することになり、混乱に拍車をかけることになる。

2008年、前回の交渉と比較しても、やはり今年は非常な長丁場の交渉となっている。

2002年以降、貨物も5~6%と増加していると同時に、ILWUの組合員もそれ以上の割合で
増加している。

そのコストの増加を考えると、船社の負担は相当なものである。下手な交渉は命取りになる可能性がある。
コストセーブを進めるために、編成を試みた欧州系3社のP3も中国の反対で白紙と成り、その上
アメリカの西、東の組合の要求が強くなれば、船社は持たない。

組合側にとっても、既得権益の確保は絶対であろう。

この長い交渉期間が、最悪のシナリオへの入り口でないことを祈りたい。




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