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西海岸労使交渉 東海岸労使交渉


運賃一斉値上げ、 しかも、前年の2.5倍、40フィートコンテナあたり、
$1000という途方もない値上げが船社から提示され、業界内は大騒ぎ。

荷主は唖然として口も聞けない。
船社の運賃の利益を載せて売るNVOCCからは悲鳴があがった。

冗談でしょ。 が最初の季語の挨拶のようになった。
私もそう思いたいのですがオーナーがと苦しい答弁をする自分。

顧客からの帰り道、 こんちくしょう。!!! と何度叫んだことか。

ただ、業界全体が足並みを揃えてやっているという、一種の連帯感のようなものが
すこしではあるが心の慰みであった。

しかし、その一体感を吹き飛ばす情報が降って湧いた。
荷主団体がFMCや輸送関係の業界団体に
TSAが連名で運賃値上げを提案するのはルール違反、カルテルの行為に
つながると提訴したのである。


太平洋航路はレーガン米国大統領の時代に自由化を進めた結果、北米同盟がなくなった。
従来横並びで運賃を設定していた旧同盟船社でさえ、IA (インディペンデント・アクション)という
単独運賃を提示できる体制になっていた。


本来、船社は独立した企業あり、業界が連帯することは、特に運賃については
非常に厳しい管理下に置かれていた。


$1000の値上げに猛烈に反対する荷主団体の攻勢に
TSAはすぐに反応し、連名を取りやめた。しかし、値上げは各社の判断ということで
実施は必至であった。

この1999年のサービス・コントラクトは結果的には成功し、概ね$1000の値上げを
反映したコントラクトが結ばれた。

船社に二度目の春がきた。

しかし、このときすでにTSAは効力を失い、その存在感を示す機会を失っていく。





















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