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西海岸労使交渉



2002年、COSCO のロサンゼルス事務所で起きた従業員の組合加入は全米のCOSCOの支店に大きな影響を与えた。

30名近い従業員が組合に加入したことで、その費用はほぼ倍に膨れ上がる。その費用増大を
抑えるために会社が取った行動は当然他の支店の従業員のレイオフである。

同じカリフォルニアのサンフランシスコ支店、シアトル支店、ヒューストン支店、シカゴ支店、
そして当然ニュージャージーの本社からも多くのレイオフがおき、罪なき人たちがクビとなり
会社を去った。

その人達の仕事は当然、他の人が引き継ぐが、全てがうまく引き継がれることはない。
もともと、アメリカのビジネス習慣には日本のような業務の引き継ぎに時間をかけない。

結果的に、レイオフされ抜けた人員のカバーがされないため、当然業務に支障がうまれる。
様々な問題が惹起しはじめた矢先の西海岸の労使交渉の決裂であり経営者側のロックアウトである。

業務の体制が取れていないとき起きたロックアウトの影響をCOSCOはもろにうけることになる。
ターミナルからコンテナがとれないとクレームしてくる顧客。

それに応じるカスタマーサービスであるが、組合員が多くを占めるロサンゼルスの事務所では
ロックアウトは経営者がやったことで組合員は被害者との意識もあって、
顧客対応もトーンが低い。

ロックアウトが長期化するにつれ、顧客のクレームも増え、電話はなりっぱなし。
営業も状況がつかめず説明もできない。

ロサンゼルス港のお気には入港できずに待機するコンテナ船が日増しに増えていった。

COSCOに限らず、他の船社も日々悪化する状況にただ、呆然とするだけである。

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