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西海岸労使交渉




2002年の西海岸労使交渉はブッシュ大統領の法令発動により、ロックアウトは解除され、
オペレーションは開始された。

しかし、この11日におよび港湾荷役の停止は西海岸に大きな爪痕を残すことになった。

それは荷主の西海岸経由離れを助長させる結果となった。

大きな被害を受けた荷主は西海岸向けの貨物をだす荷主は別としと東海岸や中西部に荷物を
出す荷主は西海岸経由のリスク分散を本格的に検討しはじめた。

当時はまだ、パナマの拡張が進んでいないこともあり、
パナマ運河経由を増やす動きはあまり見られなかったが、それに変わって
脚光をあびるようになったのが、スエズ運河を経由して、大西洋から東海岸に
貨物を運ぶ西廻りルーである。

確かに、中東情勢や、アラブの春に代表される民主化運動などで、政治の不安定な
時期や情勢の緊迫化はあるが、船の大型化にも対応し、運河の通行を便利にすることで、
着実に実績をあげていった。

特にシンガポール以西の国からが東海岸に荷物を出す場合、太平洋を超えて、パナマを通過するよりも
インド洋を抜けて、スエズをとおり、地中海から大西洋、東海岸に行くほうが距離的に
近くなる。

生産の中心がシンガポール以東の東アジア地域であればパナマをぬける必要があるが、
今後生産の中心がタイやインド、バングラディッシュなどの移っていけば、スエズ経由の
マリットは更に拡大する。

こうした動きが急速に荷主の間で論議、検討されるようになった。
その主因が西海岸労使交渉決裂の痛手を受けた荷主のリスク回避への当然の帰結であった。

このあと、西海岸経由の貨物は減少していく。

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米国物流輸出編






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