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西海岸労使交渉


2002年の労使交渉はロックアウト後も継続して協議が持たれたが、双方の意見が合わず、
最終的にはある程度の妥協をして締結した。妥協とはいえ、かなり、組合有利な条件であることは
否めない。

協定の有効期間は6年。次の交渉は2008年である。

協定締結を待っていたかのようにアジアからの貨物は増え始め、2002年以降、毎年
右肩上がりで取り扱いが増加。

パナマ運河も拡張前であり、スエズ運河も、まだ認知度が低いことで東海岸向けの貨物は
西海岸経由に依存するしかなかった。

西海岸、特にロサンゼルス、ロングビーチ港の取り扱いは増加の一途をたどる。
ターミナルも増加するコンテナに対応すべく敷地を拡張するなどの対応をしたが、
追いつかず、コンテナの引取をまつトラックが長蛇の列をつくるようになっていく。

船社、ターミナル、港湾局が、トラック協会が何度も協議の場をもち、
改善策を模索。オンドックレールを増やすことで内陸への輸送を迅速にする。ターミナルを拡張する。
様々な試みがなされた。

こうした中、いつしかターミナルを自動化して効率を上げていこうという機運が高まっていく。
両港のコンテナ取り扱いがピークに達した2007年、翌2008年の労使協定が期限を迎えることを
受け、労使双方が協議をスタートする。

2002年で双方が大きな痛手をうけたこともあり、協議は大きな衝突もなく進められた。
このときにターミナルの効率的な運用の一貫として初めて自動化が論議される。

経営側は作業の効率化を目指し、組合側は組合員の作業負担の軽減を目指し、自動化の有効性を
論議していく。

こうして、西海岸の労使交渉の席上、自動化が議題として取り上げられ、具体的な
方法論が話し合われた。しかしこの段階では、具体的なイメージを提示できず、次回の交渉までに
双方が考えをまとめるということで終わる。

ただ、双方が自動化を受け入れたことで、次の交渉が大きな障害となり長期の交渉を余儀なくされると想像できたものはいなかった。





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