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西海岸労使交渉


2008年に労使間で締結した西海岸労使協定の最大の特徴は港湾の自動化を労使双方が認識し、
可能な範囲で自動化をすすめることで合意したことである。

その当時は、貨物の増加の一途を辿っており、自動化は時代の流れでもあった。
ただ、交渉過程においては、それがどれほど重要な案件であったかは、あまり認識されていなかった、もしくは意図的に認識するのを避けたともとれる。

それよりなにより、この2008年の労使交渉が締結した直後におきたリーマン・ショックの影響で
自動化を具体的に進めていける余裕がなかったともいえる。

米国の株価が大きく下落、資産価値が急激に減少。其の結果、購買意欲が急降下した。
不動産は売れず、サブプライムローンで不動産を購入したひとが支払いが滞り、泣く泣く家を手放して行く様子をテレビが紹介する場面が増えた。

ロングビーチからターミナル・アイランドにかかるジェラルド・デズモンド・ブリッジから見える
トヨタが所有する、自動車専用ターミナルンには、買い手のつかない車が何ヶ月もそのまま放置され埃を被っていた光景は忘れられない。

毎年1500万台の車が売れると言われる米国で翌年2009年は1000万台を割り込んだというのだから
その低迷ぶりがわかるというものだ。


ロサンゼルス港の取り扱いコンテナ実績数量を見ると、
2006年、過去最高の850万TEU
2007年は若干減って840万TEU
リーマンのおきた2008年は780万TEUとほぼ1割減少
2009年は更に減少して670万となり、2006年との比較でなんと26%減少している。

4分の1以上減ったことになる。

他の港でも同様な数値が見られた。



労使交渉の当事者であるPMA,ILWUともに、この対応に追われることとなる。





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