北米東航過去最高を更新! ピークシーズン越年か。 日本海事センターが11月24日に発表したアジアから米国へのコンテナ荷動き統計によると2020 年10 月のアジア(18 ヶ国・地域)から米国へのコンテナ荷動き量は、前年比 23% 増の 193・6万 TEUであった。10月の荷動き量は、統計開始以来過去最高を更新した。従来は20年8月の183万TEUであった。 1−10 月の累計では、前年同期比 0% 増の 1486・1 万 TEU。 国別では、 日本は20・5% 減となる 4・7万 TEU、中国は 29・8% 増となる117・7万 TEU、韓国は 17・7% 増とな る 9・6万 TEU、台湾は 15・6% 増となる 7・3万 TEU、ベトナムは 26・1% 増となる 20・5万 TEU、 インドは 23・3% 増となる 9・0万 TEU。 主要国では日本のみ20%の減少で、ほかは軒並み二桁の増加であった。 地域別 ASEAN は17・1% 増となる40・5 万 TEU、南アジアは 23・1% 増となる 12・1 万 TEU とともに増加。 品目別 では「家具、寝具など」、「機械類」、「玩具、遊戯用具、ス ポーツ用品」などが増加の要因。 「家具、寝具など」は 60・0% 増の36・9万 TEU、「繊維類及びその製品」は 9・0% 増の20・3万 TEU、 「機械類」は 59・7% 増の 17・3 万 TEU、「玩具、遊戯用具、スポーツ用品」は 42・9% 増の 17・1 万 TEU、「電気機器、AV 機器など」は 25・1% 増の16・2 万 TEU、「プラスチック及びその製品」は 36・6% 増の 12・4万 TEU。サンクスギビングからクリスマスまでのホリデーシーズン用だけでなく、オンライン用の在庫の確保のため、多くのインポーターが多めに入荷をした結果、多くのアイテムで増加が見られた。 全米小売業協会(NRF)は11月23日、2020年の年末商戦期間(11〜12月)の小売売上高(自動車ディーラー、ガソリンスタンド、レストランを除く)の見通しを発表し、前年同期比3・6〜5・2%増の7553億~7667億ドルになると予測した。2019年の同期間の7291億ドル(4・0%増)を上回る見通しとなっている。 特に、ネット販売を含む無店舗小売りは前年同期比20〜30%増の2025億~2184億ドルと、2019年の1687億ドルを大きく上回ると予想する。 海上運賃もスペースタイトを背景に軒並み上昇を続けており、タリフのレートで比較すると 横浜からロサンゼルス、横浜からニューヨークのそれぞれ40フィートの値段が4870ドル、5650ドルと昨年の2倍近く高騰している。 |