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北米東海岸

東海岸労使協定覚書

10月1日2018年から2024年9月30日まで実行される東海岸の労使協定の
覚書です。参考まで。以下のリンクから。 



MEMORANDUM OF SETTLEMENT: USMX-ILA Master Contract 10-1-2018 thru 9-30-2024


2018年 サービスコントラクト更新




米国の輸入業者、団体、および輸出業者と海上輸送業者が年間の取扱数量と運賃を設定する
サービスコントラクトが大詰めを迎えている。

例年、交渉は長期化するが、今年は昨年から年初にかけ、海上輸送運賃がスペースタイトから
上昇傾向にあったことで、交渉の進捗がスローになっている。

同時に米国内のトラック業界全体に見られる運転手不足から、一部ではサービスコンテラクトに
規定されたドアデリバリーサービスが実行できないということで契約内容の変更を申し出る
船社もあり、交渉を更に複雑にしている。


また、今年の秋口で契約が切れる東海岸の労使交渉の進展も気になるところだ。

表面的には交渉が一歩全身したとも伝えられるが、交渉期間が5ヶ月残ってとも
不安材料である。

労使双方は6月に再交渉を持つという。
その結果を見る前にサービスコントラクト契約は終了する。
荷主としては見切り発車も覚悟しなくてはならない。

米国の内陸輸送は鉄道の遅延やトラックドライバー不足もあり、全体的に
西海岸経由を敬遠する傾向にある。東海岸の動静は注視に値する。

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東海岸労使交渉



現行の東海岸労使協定の一部。

双方、ロックアウトはしない。ストライキはしないと明記されている。



ARTICLE XVI NO-STRIKE CLAUSE Section 1. 

No Strikes or Lockouts. During the life of this Master Contract, Management agrees that there shall be no lockouts or work stoppages by the employers, but this shall not be construed to mean a lay-off of employees due to business conditions, and the ILA agrees that there shall be no strikes or work stoppages by the employees, except as permitted in the Containerization Agreement and in Article XIV, Section 6(g) of this Master Contract.


ただし、エクセプション・クローズに注意



















北米西海岸労使交渉(9)

一部NVOCCの話によると、6月に北米に入港予定の東海岸オールウオーターはスペースがかなりタイトとのこと。

西海岸経由の混乱回避を希望する荷主は東海岸向けのスペース確保は注意要

北米東海岸設備強化

北米東海岸の整備拡張が活発である。

西海岸の労使交渉は進捗状況が不明ではあるが、東海岸では交渉のあとを見据え着々と整備を進めている。

今回、邦船二社が属するG6アライアンスは、北米の東海岸へのルートとして4ルートを設定している。

① ロングビーチ・ロサンゼルス経由 鉄道輸送
② シアトル・タコマ経由 鉄道輸送
③ パナマ運河経由 
④ スエズ運河経由

特にサバンナ港は中南米や北米内陸へのアクセスの良い立地条件を活かし、積極的に整備拡張を進めている。

パナマ運河経由ではアジアからの船のキャパが平均4000TEUSということで、通常のガントリークレーンで充分だったが、スエズ運河経由の船は更に大きなキャパの本船も運航可能ということで、スーパーガントリークレーンの設置に動いているという。

同じく、西海岸の北の拠点であるシアトルも、大型船の対応するため、ターミナルの拡張整備をすすめているといわれる。

10000TEUSを超える船が北米航路に順次投入されれば、大型船に対応できない港は寄港する船が
減ってくることは自明である。

ターミナルも生き残りをかけた設備の増強を迫られている。