11月の中旬に入っても西海岸上げのコンテナの勢いは留まる気配がない。 クリスマス商戦向けの荷物がまだまだ はいってきているという。 先月のハローウィン商戦も概ね良好ということと、これから始まるサンクスギビングデー商戦も順調に伸びていることから、クリスマス商戦への期待も高い。 しかし、前年比で10パーセントを超える輸入コンテナがはいってきている 西海岸の港はパンク寸前。 一部の港では組合員の過重労働が顕在化。スローオペレーションになっているともいわれる。 シャーシー不足も混雑に追い打ちをかけている。 労使交渉が最悪のシナリオを描く可能性を考慮して、東海岸上げに切り替える動きもまだまだ続いている。 パナマ運河経由はスペースがほとんどないため、スエズ運河経由へのシフトが進んでいるという。 サバンナ港などジョージア州の港は 取り扱い数量の記録更新中である。 西海岸の労使交渉が決裂した場合、 事態は2002年の比ではない。 荷主協会はオバマ大統領へ事態の打開へ動くよう要請をだしたともいわれる。 2002年の場合、ブッシュ大統領が強権発動したが、現オバマ大統領は、先の中間選挙で惨敗した後遺症も残っておりどこまで対応するか未知数である。 まだまだ、余談が許されない西海岸の労使交渉である。 AD |