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こりゃ、こまったなあ。

ロジスティックス・ラーニング・アカデミー共同代表である斎藤武寿氏による
米国物流、「こりゃ、こまったわい」の第二弾です。



米国国際物流で困った10の経験 (その2)

<FOBの貿易タームに隠れていた困った編(フォワーダー社内の会話)>

上司: 商品は平行輸入のアパレルで、POLはロングビーチ港、PODは名古屋港でした。名古屋の輸入者の指定で当社の海上混載サービスを用命され, シッパーに連絡を取り、次回の出荷の手配をすることになりました。貿易タームはFOBでした。

部下: ここまでは普通の物流行程ですね。何かおかしなところがあったんですか?

上司: 商品の流れの説明を聞いてみると、先ずSupplierからこのシッパーの倉庫 に搬入されます。そこで検品と梱包をして輸出のためにパレット積みをしていました。タームがFOBでしたので、この倉庫から当社の倉庫までのトラック費用はシッパー払いのはずでしたが、ここからがしっくりとしませんでした。

部下: どういうことですか?当然トラック費用はシッパーが払うと思いますが。

上司: ところが、いままで使用していたフォワーダーはPick upが無料だったので同じサービスを適用しなければ輸入者の指定でも、当社を使用しないと のことでした。それではPick up費用削減のためサプライヤーから直接当社の倉庫に搬入いただけないかとの打診をしましたが、無理とのことでした。

部下: 輸入者に確認はされたんですか?

上司: Pick upの件はシッパーと交渉してくれとのことで、やむを得ず同じサービスを適用しました。どうも腑に落ちませんでしたが、後々、話を詳しく聞いてみると、平行輸入商品だったので、国内で販売するという名目でなければ購買できないとのことでした。その理由で発注の際にシッパーの倉庫に一度搬入するという注文になったそうです。

部下: なるほど、フォワーダーの倉庫搬入では海外輸出の可能性を疑われるということですね。それにしても、どうしてシッパーの倉庫からのトラック費用を無料にする必要があったんですか?

上司: ただ単に、シッパーがその費用を削減して、少しでも利益を上げたいと考えたようです。そして、その物流を獲得したいと考えていたフォワーダーが、そこに目を付けて、Free Pick upのサービスの提案をしたところ、FOBにもかかわらず、このシッパーが輸入者にこのフォワーダー用命の逆指名を依頼したというのが、いきさつです。

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